セイバーメトリクスによる12球団ポジション別守備評価②~外野手編
どーもどーも虎太🐯です。
今回も前回に続いて、UZRを中心にポジション別の守備評価についてお話しするよ。
前回は投手、捕手、内野手だったから、今回は外野手編だね。
いやー外野もね、大変なことになってるよ。
※データ出典:DELTA社 1.02 Essence of Baseballより
■左翼手
ここは基本的にドメさんが守ってるところだね。
守備が良いって言われてるドメさんだけど、残念な数字になってるよ。
たしかに阪神の外野陣の中では安定してるのかもしれないけど、他球団から見たら・・・。
ちなみに、規定守備到達左翼手の1位は楽天の島内で、UZRは+17.1。
それに対して、ドメさんのUZRは、-9.1。
他の数字だと、ARMは-2.8、RngRは-6.6、ErrRはなんとかプラスで0.3って数字が出てる。
セ・リーグだと、筒香やバレンティンよりは上で、アルモンテより下なんだよね。
まあ年齢も年齢だし、来季もレギュラーとして出るようでは、球団的にはあまり良いことじゃないんだけど。
ただバッティングで言えば、貧打の阪神からすれば、まだまだドメさんの力は必要。
っていうか、なかったらヤバイのが現状だからね。
いつまでも大ベテランに頼ってるようじゃダメなんだけど・・・ね。
■中堅手
もうだんだんマイナス評価に慣れてきたから、全然驚かないねw。
守備で大事なセンターライン。
二遊間が壊滅状態の中、センターもまあこんな感じ。
本当にもう、なんとかしないとマズイよ。
これ中日がトップなのは大島だね。
落合さんが根尾をセンターにとか言ってるけど、マジか!
よく大島は弱肩って言われるけど、ARMを見ると、そこまでじゃない。
たぶん正確性とかポジショニングとかいろんなところでそれをカバーしてるのかな?
ちなみに大島のUZRは+11.9。
スゴイね。
あと話題の丸だけど、実は守備はイマイチで、規定守備到達中堅手の中ではビリから2位。
UZRは-4.3なんだよね。
守備範囲はプラスなんだけど、ARM、ErrRは最下位。
来季から屋内ドームメインになるから、多少は数字が上がるのか、注目だね。
もともとUZRが高い選手だし。
そんな人のところよりも自分のところなんだけど、今季もレギュラーが定まらずって感じで、ドラフトでも最優先指名してたね。
そう、近本くん。
否定的な意見が多いけど、虎太はかなり期待してるよ。
弱肩は否定しないけどさ。
レギュラーで使ったら、RngRとかめっちゃ上がりそう。
研究熱心だし、プロの球に慣れたら、打つ方もね。
体が小さくて足が速いから、赤星様と比べられたり、アへ単って言われたりしてるけど、全然そんなことないよ。
むしろ、タイプ的には入団当時のヤクの青木っぽい感じがするんだ。
まあ期待値込みだけど、橋戸賞は伊達じゃないってところをぜひ見せてほしいね。
■右翼手
最後に出ました、驚愕の数字!
かなりヤバいでしょ。
二遊間もそうなんだけど、虎太的にはセカンドと並んで最もヤバイポジションだと思ってるよ。
トップの中日との差は、実に34.7!
これ、そのまま平田と糸井の差だよね。
身体能力がすごくて、キャラも相まって宇宙人とも言われる糸井だけど、劣化が激しすぎる。
ちなみに糸井の数値を見ると、UZRは-17.6!
みなさんも何となく守備範囲が狭いって思ってただろうけど、RngRは-16.4で、断トツどころか、規定守備到達右翼手の中で、下から2番目の鈴木誠也の-5.9をはるかに凌駕する悪い数字。
ちなみに誠也の場合はARMが+1.2、つまり送球については優れてて、全体の3番目のプラス数値をだしてるよ。
糸井は-1.4だけども。
ついでに加えると、誠也はもともとUZRが高くて、2年前は+11.6でトップ。
一方、糸井はその頃ですでに-7.4だからね。
まあ糸井ももう大ベテランの域に入ってるわけで、これから劇的に数字が上がるなんて考えられないし、正直ちょっともうライトのポジションはムリだよ。
足引っ張りすぎだもん。
もういい加減、レフトに回すか、ヤクの坂口みたいにファーストにするしかないと虎太は思うんだよね。
でもさー、ご存知の通り、レフトにはドメさんがいて、ファーストにはマルテが入るし、そして打つ方で言えば、この2人を現状外せないと来たら、またライトでやってもらうしかないんだよなー。
どうすりゃいいんだろね?
とにかくまずはドメさんをレギュラーから引きずり下ろす若手が出てくること。
そうじゃないと本当に大変なことになるよ。
というわけで、守備力のお話をしてきたわけだけど、みなさんはどう思いましたか?
野球は点取りゲームだから、バッティングはもちろん大事。
だけど広い甲子園を主戦場としている阪神にとって、この守備を何とかするのが先決だと思うんだよね。
今季打高投低で、パ・リーグを制した西武。
防御率が最低の代わりに打撃指標が圧倒的だったことから、どうしても打つ方にばかり目が向けられるけど、守備力も12球団トップだったってことを忘れてはいけないと虎太は思うよ。
守備が何とかしてくれるっていう安心感は投手にとってすごくありがたいことだし、大事なことだと思うんだよね。
セ・リーグの絶対王者・広島だって、今季の守備はイマイチだったわけで、来季には丸もいなくなることから、以前ほどの絶対感はなくなってきてる。
つまり、付け入るスキは十分あるってこと。
今季最下位の阪神だって、後半けが人が出ていなかったら、おそらく最下位にはなってなかったはず。
優勝とは言わないけど、上位に行ける可能性は十分あるよ。
そのためには何度も言うけど、金本政権のように守備を軽視しないで、まずは守備力を高めてほしいんだよね。
年内最後のブログ、なんか明るい話題が出せなくて申し訳ないけど、もう今より下の順位はないんだから、選手も監督も、思い切ったことをやってほしいし、そうしてくれることを信じて終わりにするよ。
それではみなさん、よいお年を!
虎太