パピヨンだって虎が好き。

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【BB/K】セイバーメトリクス指標のご紹介⭐

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どーもどーも虎太🐯です。

 

セイバーメトリクス指標のご紹介、第7回目に取り上げるのは「BB/K」。

前回お話しした「BB%」「IsoD」なんかと同様に選球眼を表す指標で、最近よく見かけるようになったものだね😸

一般的に四球が多い選手は「plate discipline(打席自制心)」が優れており、三振が多い選手は「ストライクゾーン管理能力」が劣っているということから、このBB/Kが選球眼を表す指標として使われるようになったよ。

つまり四球が多くて三振が少ない選手はこの数値が高くなるわけ。

 

ただこれって四球が少なくて三振が少ない選手と四球も三振も多い選手の数値が同じようなものになってしまうことに注意が必要。

たとえBB/Kが良くても四球が少なければ選球眼がいいとは言えないからね。

 

これについてザ・ハードボール・タイムズのアーロン・グリーマンは「75四球165三振の打者は際立つ自制心を持ち合わせている反面、管理能力はさほどない。30四球40三振の打者は自制心が欠落している一方、ストライクゾーンを見事に管理している」と解説してるよ。

選球眼 - Wikipedia

 

つまりこの指標を見るときは四球数と三振数も合わせてチェックしないとってことだけど、比較するときは打席数が違ってわかりにくいから、BB%とK%を合わせてみればいいんじゃないかな。

でもまあそこまでキッチリ考えなくても、とりあえずこのBB/Kの数値が高い選手は選球眼がいいってざっくり考えていいと思うよ😸

 

そしてこの数値もありがたいことにいろんなところが公表してるね🎵

もちろんいつものDELTA社さんの「1.02 Essence of Baseball」でも公表してるよ。

 

1point02.jp

選球眼の良さを表すBB/K⚾

ちなみにこの指標を算出する計算式は下記の通り。

 

BB/K=四球数÷三振数

 

簡単に手計算できるから、もし指標そのものを発見できなくても自分でできるね🎵

2019セ・リーグBB/Kランキング⚾️

じゃあ昨年のBB/Kのセ・リーグランキングを見てみるよ。

 

セ・リーグ

  1位:鈴木誠也   1.27(BB%:16.8%/K%:13.2%)

  2位:山田哲人   0.91(BB%:17.2%/K%:18.9%)

  2位:宮崎敏郎   0.91(BB%:  6.8%/K%:  7.4%)

  4位:糸原健斗   0.86(BB%:10.5%/K%:12.2%)

  5位:青木宣親   0.85(BB%:10.8%/K%:12.7%)

  6位:中村悠平   0.83(BB%:11.8%/K%:14.2%)

  6位:糸井嘉男   0.83(BB%:11.7%/K%:14.2%)

  8位:會澤翼    0.72(BB%:13.0%/K%:18.1%)

  9位:丸佳浩    0.69(BB%:13.6%/K%:19.8%)

10位:大島洋平   0.64(BB%:  8.0%/K%:12.5%)

  

相変わらず鈴木誠也のスゴさが際立っているね🙀

1点台だからね✨

 

規定打席到達者の中でただ一人、BB%の方がK%を上回ってる。

ホントスゴイね、この選手。

 

そしておもしろいのが2位の宮崎⭐

BB/Kの数値は山田と同じなんだけど、内訳が全然違う。

宮崎は四球率が低いんだけど、三振率も異常に低い。

BB%とK%の差で見ても、わずか-0.6%。

ちなみにこの三振率で言うと、この宮崎はセ・リーグ規定打席到達者の中で唯一10%を切ってるんだよね。

そしてここには挙げてないけどコンタクト率がセ・リーグ2位の88.4%。

ホント三振しないバッターだね、あーめんどくさい。

 

でもこれを持って選球眼がいいとは言えないよ。

さっきもお話ししことたけどやっぱり四球率が低いからね。

実際ボール球の見極め率を見てみると78.22%。

これはセ・リーグ8位の数値なんだよね。

もちろんこれでもいい数値なんだけど、順位は一気に下がる。

要はバットに当てるのは上手いけど、ボール球でも打ちに行くから四球率は上がらないってことだね。

たぶん宮崎はそこらへんが課題になるのかな。

ただこのままでも十分スゴイし、ウチ的には改善してもらわなくていいんだけども💦

 

そしてウチの糸原。

4位という順位も立派なんだけど、内訳のバランスが良くてなかなかいい感じ⭐

三振率の低さはセ・リーグで宮崎に次ぐ2位、そしてコンタクト率はセ・リーグ1位の88.9%✨

ボール球の見極め率も80.34%でセ・リーグ5位だしね。

ただ四球率がやっと2桁に乗った感じだから、前回もお話ししたけどやっぱりこの四球率を上げていくといいね。

もうこの辺はバッター糸原の最大の強みだからさ。

 

ちなみにパ・リーグでは、このBB/Kが1点台の選手が3人もいるよ。

日ハムの近藤が1.27、オリックスの吉田が1.23、同じくオリの福田が1.09。

近藤と誠也は同率で内訳もそっくりだよ。

まとめ🐯 

というわけで今回は「BB/K」についてお話ししてみたよ。

データ好きな人には結構おもしろい数値が出たんじゃない?

今回のBB/Kに限らず、セイバーメトリクスの指標ってそれぞれなにかに特化して算出したものだから、一つの指標ですべてが判断できる万能なものじゃないけど、それらを組み合わせて見ていくとおもしろい発見ができたりするんだよね。

 

まあ野球の楽しみ方は人それぞれだけど、こんなデータを見ながら、あーでもない、こーでもないって考えたりするのもおもしろいから、興味がある人はぜひいろいろ自分で調べてみてね😸

  

というわけで今回はBB/Kのお話しでした。

 

じゃあまたね!
 

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