岩貞が戦犯?矢野さんも同罪でしょ。でも近本には驚かされるばかり!
阪神2-10中日
勝:柳(2勝0敗0S)
負:岩貞(1勝2敗0S)
(中日)京田2号、堂上2号
どーもどーも虎太🐯です。
いやーもうね、怒りを通り越して、あきれて何も言えないゲーム。
甲子園で4連敗とか、そういうレベルの話じゃない。
先発は早々に打ち込まれ、打線は淡々とアウトを積み重ねていく。
得点はキナチカコンビで挙げた2点のみ。
他の人たちは何をしてたの?
先発の岩貞。
昨季のビデオを見てるかのような投球。
開幕第2戦の投球で少し変わったところを見せたけど、前回、今回とすっかりいつもの通常運転になった。
球にキレもなく、とにかくコントロールもめちゃくちゃ甘かった。
剛速球があるわけでもないからこの制球力が生命線になるんだけど、こんなコントロールじゃ打ちごろの球を投げるまさにバッティングピッチャーじゃん。
先発は調整期間もきっちり与えられてる中で、こんなピッチングをされたらたまらない。
もう左のガルシアと岩貞は一旦ローテから外さないとだね。
TVではスタンドの阪神ユニを着たカワイイ子どもたちが、それでも一生懸命に声をからして応援している様子が何度も映し出されていた。
もうなんか切なくて。
負けるなら負けるで負け方ってもんがあるでしょうよ!
こんなゲーム、子どもたちに見せちゃダメ。
虎太も3歳だけども。
弱いのはわかってるから、せめて相手に立ち向かう気概をみせてほしいって虎太は思うよ。
ただただ怒りが込み上げてきたゲームだったね。
今日のゲームのポイント
前日にあんな負け方をしてるわけだから、序盤、できれば初回の攻撃で主導権を握ることが大事だった。
もちろん裏の攻撃だから、先発は初回に絶対点を取られてはダメ。
昨日の中日の流れ、勢いをいったん切るためにも、なんとしても1回の表を0に抑えること。
つまり、どんな形にせよ岩貞は初回を無得点で切り抜けることが命題だったわけだね。
初回の攻防がゲームの行方を決める。
特に大当たりのビシエドには最大限の警戒が必要で、絶対に抑える必要があったよ。
阪神敗北の原因
まさに先述の通り、初回の攻防がカギを握るゲームだったわけだけど、またしても阪神ご自慢のビシエドにやられた。
しかも一番やられてはいけない初回に。
もうこの時点で、ゲームの趨勢は中日に大きく傾いたし、勝敗の行方もほぼ決まった感じだね。
それでも前日にプロ初安打を打った木浪は追撃のタイムリーを打ち、甲子園の圧も後押しして、まだまだいけるっていう雰囲気を醸し出したんだけどね。
4回表、無死から連打され、ピッチャーの柳の送りバントも内野安打になり、7・8・9番で無死満塁。
通常ならここでもう岩貞は交代っていう場面だったけど、なぜか続投。
それまでの投球を見てたらとてもじゃないけど抑えられる雰囲気になかった。
しかも京田には2回にタイムリーを打たれてたわけだしね。
このゲームだけでなく、このカード3連戦の行方を左右する場面だって、誰でもわかるのに、なぜそのまま続投させたのかが大いに疑問だよ。
そして結局京田に初球を満塁弾されてジ・エンド。
ほら言わんこっちゃない。
しかも初球打たれるとかもうね。
岩貞が責められるのは当然だけど、これは矢野さんの責任が大きいよ。
キャッチャー出身の監督とは思えない決断だったね。
表ローテの先発なんだからせめて5回はとか、いろいろな思いはあったんだろうけど、それでもあそこは交代一択のはず。
矢野さんの想いとこのゲームを落とすことの重要性とを天秤にかけたら、どっちが大事かってわかりそうなもんだけどね。
たとえそこで点を取られたとしてもそれはそれでしょうがない。
そもそも岩貞がその状況を作ったんだから。
まさかリリーフに0で抑えろとは言えないしね。
問題はそこで手を打たなかったこと。
これは完全に見誤ったとしか思えないよ。
その後、岩崎が打たれた満塁弾はただのおまけ。
中日ファンへのサービスだね。
まあウチへのダメージは計り知れないものになったけども。
ゲームの後、投打のどっちにも責任があるって言ってたけど、まずは自分の責任について言及して謝罪しろよって思ったのは虎太だけかなあ?
投壊・打壊で早くも今シーズンはチェックメイト
とにかく早い回で先制して先発に踏ん張ってもらうパターン。
現状、この先行逃げ切り型で行くしか勝つ可能性を高める手段がない。
でも頼りの投手陣が崩壊しつつある今、もうそれも望めない。
これは矢野さんの言う通り、もはや投打どちらのせいでもない。
まるで出口のない迷路状態で、抜け道が見いだせないこの状態では、正直詰んでる。
じゃあどうするか?
ファンは開幕当初から優勝なんて望んじゃいない。
そこまで情勢を見極められないわけじゃない。
悔しいけど今年は種まきの年。
もう何年も何年もそう言ってるけど、芽吹いてすらいないんだからしょうがないね。
乾いた砂漠にただ種をまいても花は咲かない。
当然チームとしてこの選手を成長させたいとか、主力にしたいとか、そういう思いはあるだろうけど、本当にその選手がこれからの阪神を支えうる人材なのか、もう一度考えた方がいい。
そしてイケルと踏んだなら、たとえ贔屓と批判されても、さまざまなサポートを特別に行う必要があると思うよ。
前回もお話しした通り、個人コーチの採用とかね。
ただ種をまくだけなら誰でもできるわけだから。
そしてそもそもそういう選手を獲得してきたかを問わなければならないよ。
行き当たりばったりとしか思えないドラフト戦略や外国人獲得。
編成部門の怠慢が今の状況を作った元凶だということを、まずはしっかり認識しないと。
自分たちでできないなら、球団OBとかそんなくだらないしがらみを断ち切って、外部から数字に強い優秀な人間を招聘し、GMを再設置して、長期的な視点で球団運営を行わなければ、いつまでたっても状況は好転しない。
今はチームにとっての過渡期と言われて久しいけど、監督の首を挿げ替えるだけで何もしてないと言っていい。
根本的、抜本的な対策が必要なんだって電鉄本社も真剣に考えてほしい。
そうじゃないといつまでたっても過渡期のままだよ。
驚くべき近本の吸収性
そんな中、阪神ファン唯一の希望といっていいのがルーキー近本の存在。
何とまた甲子園のライトスタンドにホームラン!
おいおい、チーム一のホームランバッターになってんじゃんw。
気づいてる方もいるかもしれないけど、虎太は近本についてちょっと厳しめな論調でいつもお話しするようにしてるんだ。
それはあまりルーキーとしての視点で見ていないからなんだよね。
でも虎太の想像以上に成長っていうか経験の吸収が早くて、ちょっと驚いてるよ。
当初から虎太は近本には「6番→5番→1番」の段階を踏むべきで、まだまだ現状では6番が適任だってお話ししてるし、今もそう思ってる。
だけどこのチーム状況が逆に近本の成長を助けてるとも感じてて、もうこんな状況なら1番固定でもいいかって思い始めてきたよ。
近本って入団当初から落ち着いてるっていうか、ルーキーっぽい感じがないんだよね。
それに比べると木浪はヒットが出なくて落ち込んだり、初安打が出たらチームの状況と関係なく、満面の笑みで喜んでたり、ルーキーっぽくてカワイイんだけども。
3歳の虎太が言うのもなんだけどねw。
まあとにかく近本はもう何年もプロにいますって感じで、自分のことを冷静に客観的に考えられる選手のように思えるよ。
その落ち着きとこのチーム状況のおかげでチームバッティングというより、ある意味自己中なバッティングでも許されていることが個人としての成長を早めてるっていう気がするんだ。
2番のときはインタビューでも「矢野さんの求める2番というものになれるように努力します」って言ってたけど、それって前にもお話ししたけど、暗に自分はそんなタイプではありませんけどっていう言葉が隠されてたように思うんだよね。
それを裏付けるように、結果がなかなか出せずにスタメン落ちして代打になってからはチームバッティングという呪縛から解かれて、ノビノビ打てるようになり、結果が出始めて1番に座った途端、これだもんね。
虎太が考えるトップバッターの理想像とはまだちょっと違うけど、このまま成長してくれればもっと球も見極められるようになるだろうし、出塁率も上がるはず。
本来、近本のウリは足が速くて盗塁ができるってとこだから、この出塁率にこだわりが出始めてきたら、もっと自分の良さが出るから、近本にはこれからそこを意識していってほしいと思ってるよ。
トップバッターとして大事な出塁率と待球術。
そこがまだまだだから1番というより、今は6番タイプだって虎太が思うところなんだけどね。
そこが改善されたら、最低5年はトップバッターの心配がいらなくなる。
長打のある赤星の誕生
阪神ファンが長年追い続けてきた幻想を叶えてくれる可能性がある近本には本当に期待してるよ。
とは言ってもまだまだルーキーなのは事実。
何日もヒットが出ない日も出てくる。
でも近本ならきっとそれもすべて糧にできると思えるから、矢野さんには1番固定で腹をくくって起用してほしいね。
メンタル強そうだし、ちょっとやそっとじゃ自分を見失わないように思えるしね、大山と違って。
矢野さん、腹をくくって起用するのは大山じゃない、近本だよ。
さあ今日のゲーム、唯一期待できる西が先発だけど、雨で中止かな。
それならそれで火曜にスライドさせて、そのままカード頭にもってくるのもいいと思うよ。
流れをつかむためにもカード初戦ってやっぱり大事だからね。
さて今日のゲームどうなるかな?
じゃあまたね!
虎太