阪神の最大の課題は打撃より守備~最悪の守備評価は、もはや異次元の域へ
どーもどーも虎太🐯です。
今回は阪神最大の課題である守備についてお話しするよ。
よく、阪神の課題に挙げられるバッティング。
「ホームランが少ない」とか、「チーム打率やOPSが低すぎる」とか、言われてるよね。
たしかに、これも大きな課題なんだけども、虎太がヤバいって思うのは、むしろ守備なんだよね。
この守備についても悪い悪いと言われてるんだけどさー、実際の数値を見てみると、他球団と比較して、その悪さが突出してて、もうね、目も当てられない状況。
ちょっと見てみようか。
守備評価といえば、UZR。
これは以前のブログでもお話ししたけど、もう一度どんな指標か説明するね。
UZRってのは、「同じポジションの平均的な選手より、どれだけ失点を防いだか」を表す指標だよ。
例えば、UZRが+5.0なら、他の平均的な選手が守った場合に比べて、5点の失点を防いだってことだね。
見るときの注意としては、あくまでもポジション別の相対評価だってこと。
なので、他のポジションの選手と単純に数値で比較はできないし、同じポジションに守備の上手い人が多ければ、平均値が上がるから、たとえエラーが少ない選手でも数値を挙げるのが難しく、逆にヘタクソの選手が多ければ、平均値が下がるから、エラーが多くても数値が上がりやすいって特徴があるよ。
純粋にポジション別で誰が守ると一番良かったかを表すわけだね。
そんじゃ、各チーム全体でのUZRを比較して見るよ。
大丈夫?心の準備はできてる?
それじゃあ、どうぞ!
■チーム別守備評価
※データ出典:DELTA社 1.02 Essence of Baseballより
以前のブログでも紹介したものがほとんどだけど、一応また指標の説明をするね。
ARMは、外野手の指標で、捕殺だけじゃなく、進塁を防いだものも加味した送球による守備の貢献度。
DPRは、内野手の指標で、併殺完成の貢献度。
RngRは、守備範囲の広さを表す指標。
Catcherは、本来UZRの評価外であるキャッチャーに対して、盗塁阻止や捕逸などから守備の貢献度を算出した守備評価指標。
ErrRは、平均的な失策数に対して、どれだけ失策しなかったかというもので、守備の堅実さを表す指標。
もうね・・・ひどすぎる・・・。
UZRが12球団断トツの最下位!
守備の崩壊レベルは、もはや異次元と言っても過言じゃない。
トップの西武との差、なんと139.7点!
西武と比べて、ほぼ1試合に1点、守備力の差で失点してるんだよ。
セ・リーグでも中日・讀賣に猛烈に差を付けられている状態でござる。
細かく見ても、キャッチャー(梅ちゃんよくやった!)を除く、ほとんどの指標で最下位。
もうね、守備範囲は狭いわ、確実性はないわ。
これじゃ、ピッチャーはたまったもんじゃないね。
っていうか、試合にならないよ。
バックを信頼できないんじゃ、安心して投げれないから打たせて取るなんてできないし、思い切ったピッチングなんて、とてもムリ。
そりゃ慎重になって、球数増えて四球も出るよ。
もちろん、ウチのピッチャーにノーコンが多いのも事実だけど、こういうところも影響してる気がするなー。
西武に行った榎田が活躍できたのだって、打撃だけじゃなく守りでもめちゃくちゃ助けられてたのかもしれないよ。
ピッチャーにとって、打ってくれないのはもちろんツライけど、守備で足引っ張られることほど、ショックなことはないんじゃないの。
これで防御率2位とか、どんだけ優秀なんやウチの投手陣。
来季、守備を改善すれば、投手陣については無双間違いなしなのにね。
補強もしたしさ。
守備が悪いのはみんな知ってることだけど、こうやって数字を目の当たりにすると、もう・・・ね
というわけで、今回はチームとしての守備崩壊具合についてお話ししたけど、次回はこのUZRを始めとした守備指標をポジション別に見てみることにするよ。
じゃあまたね!
虎太