ジェフリー・マルテをセイバーメトリクスで徹底分析④~打撃総合指標編
どーもどーも虎太🐯です。
今回もマルテについて、別指標から見てみるよ。
■球種別指標
これはそれぞれの球種に対しての得点増減を表す指標で、wFBはストレート、wSLはスライダー、wCTはカットボール、wCBはカーブ、wCHはチェンジアップ、wSFはフォーク(スプリット)だよ。
これは・・・ひどい。
カーブとチェンジアップだけがプラスで、特にストレートは弱いじゃないか・・・。
どっかにストレートに強いって書いてあったの見たけど、むしろ緩いボールが得意なんじゃないの?
たしかにキャリアハイだった2016年はwFBが+8.9だったから、そのときの数値から言えばストレートにめちゃくちゃ強いってなったし、過去3年で考えればプラス指標だけども、今季は一気に悪化してるから、とても強いなんて言えないでしょ。
誰だよ、ストレート得意って言ってたの!
ちなみにチームメイトである大谷のwFBは+18.5!
ほかの指標もほとんどがプラスなんだけど、ストレートの強さがもう抜けててw。
しかしマルテ大丈夫かなー。
ロサリオほど外スラクルクルマンではなさそうだけど、これはちょっと、実戦に入ってみないと何とも言えないね。
■総合指標
ではこれが打撃指標の最後だよ。
OBPは出塁率、SLGは長打率、IsoPは長打率から単打率を引いたもので、要は二塁打以上の純粋な長打率、wOBAはOPSよりもっと精度の高い攻撃の総合力を数値化したもので、1打席あたりの打撃による得点貢献を表す指標、WRC+は、1打席あたりの打撃で創出する得点をリーグの平均打者を100として比較する指標、そして最後のWARは、投手、野手に関係なく、一律に評価できる総合指標だよ。
初めての人にはちょっとメンドクサイ感じになってきたかもね。
セイバーメトリクスについては、今後どこかのタイミングで少しずつ詳しく紹介するね。
さてさてこれらの数値を見ると、やはりキツイね。
OBPは今季の中日の京田程度、SLGは糸原、西武の源田と同じレベル、IsoPは楽天の田中レベル。
ホームランバッターおらんし・・・。
残りのwOBA、wRC+、WARってのは、MLBの中での比較数値だから、当然それがそのままNPBには当てはまらない。
なので、これらは、とりあえず置いておいていいと思うよ。
今回は指標の紹介も兼ねてちょっと出してみたんだけど、本当に有用な総合指標だから、NPBで実際にやってみてから追っかけるといいね。
というわけで、今回もいろいろな指標見てきたけど、全然ポジれんかったなー。
前回わかったこととして挙げたミスショットが多いってのを裏付けてしまった感じがするよ。
それじゃまた次回も懲りずにマルテのお話し続くよー。
じゃあまたね!
虎太